ポータブル電源の電池の種類はどんなもの?

今回は、ポータブル電源に内蔵されているバッテリーについて紹介していきたいと思います。

蓄電池の種類はたくさんあります。鉛蓄電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、NAS電池などがあります。
それらの中で、ポータブル電源に使用されているバッテリーは以下の2つが主流になっています。

リチウムイオン電池
リチウムポリマー電池

名前は似ているこの二つの電池の何が違うのかを見ていきたいと思います!

・電解質の違い

一番の大きな違いというのは、電解質(電池の核のようなところ)の形状です!
リチウムイオン電池の電解質が揮発性の液体であるのに対し、リチウムポリマー電池の電解質はゲル状(ジェルみたいなもの)になっています!
この電解質の違いから、安全面での違いが現れます。それは、リチウムイオン電池の電解質が可燃性であるため、液漏れなどをしてしまうと発火してしまう可能性があるということです。
リチウムポリマー電池の場合は、ゲル状のため、液漏れの心配は少ないです!

・形状の違い

また、電解質の違いはそれぞれの電池の形状にも違いが現れます。
リチウムポリマー電池は様々な形状(シート状・直方体・シート状など)に対応出来ますが、リチウムイオン電池は形状はそんなに多くないです。
形状の違いが及ぼす影響としては、商品の適性などですので、そんなに気にするところではないのかなと思います!

・衝撃への耐性の違い

リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池は名前からしても察しが付くとは思いますが、基本的に電解質以外は共通の材料で作られています。
リチウムポリマー電池のほうが、衝撃に弱いというような記事をよく見かけるかもしれませんが、基本的には、ラミネートで包まれていてそれ自体は弱いですが、外装ケースに入っているのが大半なので、衝撃への耐性は大差なしと考えてもいいのではないでしょうか?

・出力の違い

リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池の違いは、エネルギーの密度においても現れています。
リチウムポリマー電池には、反応性に富む材質がつかわれているために、エネルギー密度が高くなり、結果として高出力になっています。
パワーの面においてはリチウムポリマー電池のほうが勝っています。

・安全性の違い

そして、よく言われるのが、安全性の面です。
電解質の性質から、リチウムポリマーのほうが燃えにくく安定しているといえます。リチウムイオン電池に使用しているのが可燃性の揮発性液体であるため燃えやすいといえます。
また、短絡(ショート)してしまった場合、発火や爆発といった事象につながってしまうのは、最終的に製品を製造するメーカーによるところがあります。
多くは、ショートしてしまった場合に備えて、電池に安全回路を設計している場合がありますが、購入を検討される際は、少しメーカーのホームページなどを覗いてみて、安全基準が担保されているかどうかを気にしてみると、事故にあう可能性も低くなるのではないでしょうか。
リチウムポリマー電池を使用しているメーカーが少ないですが、日本のメーカーが製造しているリチウムポリマー電池の安全性は保障されています。

・製造コストの違い

実際の販売価格をみてみると、リチウムイオン電池を搭載しているポータブル電源のほうが安価になっていることがうかがえます。
これは、製造プロセスがリチウムイオン電池の場合だと完全自動化が可能で、コストダウンが容易ですが、リチウムポリマー電池の場合は、自動化が難しいためにコストダウンが難しいという違いがあります。
コストだけで見ればリチウムイオン電池のほうが安価にお買い求めできるでしょう

最後に

これまでリチウムイオン電池とリチウムポリマー電池の違いを見てきました。
簡単に表にまとめておきます。

電池の種類/電解質/形状適応範囲/衝撃耐性/出力/安全性/製造コスト
リチウムイオン電池/揮発性液体/狭い/同様/普通/低い/安価
リチウムポリマー電池/ゲル状/広い/同様/高出力/高い(日本製)/高価